アップシューズ 中高生の定番靴
1963年(昭和38)発売
当時の価格 570円~620円(廃番)
■最近は、アップシューズでネット検索すると“身長が高くなる”というヒールアップシューズがヒットしますが、今回ご紹介するのは主に1950~60年代に販売した軽スポーツ・通学用運動靴のことです。スニーカーという言葉が一般に浸透する前の時代で、スポーツの“ウォーミングアップ”のアップシューズが元となっています。カラーは、全体が白または黒の2色が基本。それぞれ白アップ、黒アップと名付けられ、中高生の日常履きとして人気がありました。
■デザインは紐タイプのシンプルなものでしたが、年々の流行が微妙に取り入れられ、多数の商品が販売されました。アッパーは綿またはビニールを使用、底はシンプルなゴム底、厚みのあるスポンジ底、型で片足分ずつ成型する型底などバリエーションがありました。東京オリンピック(1964年)前にはオリンピックモデルも発売されました。
■アップシューズシリーズ変遷(1954年〜1983年)
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発売当時の出来事
1954(昭和29)年
- 50銭以下の小銭を廃止
- 米国・西独を含む21ヶ国、日本に対するガット加盟国として貿易特権協定に調印
- ビキニ水爆実験で第5福竜丸破災
- 警視庁、都道府県警察発足(自治体警察廃止
- 青函連絡船洞爺丸暴風のため遭難
- 鳩山(一郎)内閣成立
1955(昭和30)年
- ビルマとの平和条約および賠償協定調印
- 日本のガット加盟承認
- 日米原子力協定締結
1956(昭和31)年
- 日ソ国交回復に関する共同宣言・通商航海に関する議定書調印
- 日比賠償協定、4年ぶりに解決
- エジプト、英仏間国交断絶。スエズ運河とまる
- 日本の国連加盟
- 石橋内閣成立
- 第16回オリンピック(メルボルン)
1957(昭和32)年
- 南極予備観測隊、オングル島に上陸「昭和基地」と命名
- 岸内閣成立
- ソ連、ICBM(大陸間弾道兵器)の実験に成功
- 安保理事会非常任理事国に日本当選
- ソ連、世界最初の人工衛星スプートニク第1号打上げに成功
- 中小企業団体法成立
1958(昭和33)年
- 日本、インドネシア平和条約、賠償協定に調印
- 米、人工衛星エクスプローラー1号打上げに成功
- 関門国道トンネル開通
- フルシチョフ、ソ連首相に就任
- 仏大統領選挙でドゴール当選
- 国民健康保険法公布施行
1959(昭和34)年
- 欧州共同市場(EEC)発足
- メートル法実施
- ソ連宇宙ロケット発射に成功
- キューバ革命軍指揮のカストロ、キューバ首相に就任
- 最低賃金法成立
- 皇太子殿下、正田美智子さんとご結婚
- 大蔵省、ドル為替の自由化を発表
- 伊勢湾台風で死者・行方不明者5,200人
- 国民年金制度実施