冬の男の足元を飾るこだわりとは?
■1960年代の雪国の生活は、ゴム長靴が冬の生活必需品でした。今のように防水タイプのシューズは無く、多くの男性の足元は黒のゴム長。しかし、60年代といえばアイビーに代表されるように、男性もファッショナブルになった時代。ゴム長の黒一辺倒の足元に満足できず、「おしゃれ」が求められたのでした。
そこで、シューズデザイナー達はゴム長靴の履き口テープや縁飾り等でデザインを表現するようになりました。その代表商品が1964年に発売された topstar(トップスター) 。明るいカラーや柄がついた新製品は大好評で、新デザインが毎年発表されるようになりました。やがて、履き口のテープデザインが売上を大きく左右すると言われるようになり、発売前には試作品のモニターが徹底的に行われるようになりました。
■topstarシリーズ変遷(1964年〜1970年代)
を操作してご覧ください。
発売当時の出来事
1964(昭和39)年
- 国際通貨基金理事会、日本の8条国移行を承認
- マッカーサー元帥死去(84歳)
- 東海道新幹線営業開始
- 中国政府、最初の核実験成功
- 佐藤(栄作)内閣成立
- 総理府、推計人口9,717万人と発表
- オリンピック東京大会、94ヶ国から5,541人の選手参加し、国立競技場で10月10日開会式(日本は金メダル15個獲得)
1965(昭和40)年
- 日韓基本条約に正式調印
- 礼宮文仁親王ご誕生
- 米人工衛星船ジェミニ6、7号初のランデブーに成功
- 「モーレツ社員」、「マイホーム」が流行語に
1966(昭和41)年
- ソ連、月ロケット軟着陸に成功
- 日本の総人口1億人突破
- 近衛兵100万人北京に集合(文化大革命)
- 下期から景気上昇「いざなぎ景気」
1967(昭和42)年
- 日本、自動車保有台数 1000万台突破
- ヨーロッパ共同体(EC)発足
- 吉田元首相死亡(国葬)
- ミニスカート大流行
- 「ブルーシャトー」大ヒット