JAGUAR片足約175gの超軽量でメガヒット

サイズ:21.5〜27.0、28.0cm
アッパー:人工皮革 他
ソール:発泡ウレタン


■ジャガーΣ(シグマ)シリーズは,超軽量を徹底して追及し、研究・開発したジョギングシューズとして1980年に発売。底材に自社開発の発泡ウレタンを採用し、「超軽量片足約175 グラム」(25cm)のキャッチフレーズで業界衝撃のデビューを飾りました。発売1 年で100万足を売上げ、80年代には雑誌広告やTVCMを実施し、小中学生から大人まで幅広く履かれ、ピーク時は年間250万足以上を出荷しました。
現在までこのシリーズの販売足数累計は5,000万足を越えています。シリーズ中でΣ03と04は根強いファンの方に支えられて今も好評販売中です。


■ジャガーΣの最も大きな特長であるソールは、軽量だけでなく、「高分子化学の高度な技術で開発された発泡ウレタンソールは、ショックの吸収性が強く、ソールのフレア形状は衝撃を靴底の両サイドへ消散する効果とともに安定性が極めて大きい。」と発売当時の資料にあるように、履き心地にも十分にこだわった物づくりが行われました。

つきほし歴史館内イメージ ■シリーズNo.1 商品は第4番目の開発商品として1982年に発売されたΣ04。現在も継続販売中で、2008年で25年目を迎える大ヒットロングセラーとなりました。ムーンスターでは、大ヒットしたΣ04にあやかって、発売日の1月27日を記念し、新製品のヒット祈願を毎年1月27日に久留米水天宮(ムーンスター本社所在地近く)で行っていました。ムーンスター久留米工場隣にある「つきほし歴史館」には、発売当時の製品が保存・公開されています。


■JAGUARΣシリーズ変遷(1980年〜1983年)


JAGUARΣ01(廃番)
記念すべきシリーズ第1号。
素材はナイロン/牛ベロア
JAGUARΣ02(廃番)
シリーズ第2弾。
シリーズでは唯一Σの文字を使用していない異色のデザイン。
JAGUARΣ03(継続)
Σ04と同時発売。
2008年現在継続中。
JAGUARΣ04(継続)
シリーズNo.1商品。
2008年現在継続中。
JAGUARΣテニス30
(廃盤)
シリーズ初のテニスタイプ。
起毛調素材でカジュアル感あり。
JAGUARΣ20(廃盤)
アッパーに綿ダックを使用。
スニーカー調の風合い。
JAGUARΣ11(廃盤)
甲部分のフィッティングを向上させるサドルデザインを採用。小さめのΣマーク。

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発売当時の出来事
1980(昭和55)年
  • モスクワオリンピックに米国、西独、日本など不参加
  • 鈴木内閣発足
  • イラン・イラク戦争勃発
  • 「ルービックキューブ」大流行
  • 「ダンシングオールナイト」ヒット
1981(昭和56)年
  • イギリスチャールズ皇太子・ダイアナ妃ご成婚
  • 福井謙一氏ノーベル化学賞受賞
  • 北炭夕張炭鉱ガス突出事故
  • パソコン台頭
  • 「ルビーの指輪」ヒット
1982(昭和57)年
  • 500円硬貨発行
  • L東北新幹線開業
  • 上越新幹線開業
  • 中曽根内閣発足
  • 「エイズ」が問題化
  • 「北酒場」ヒット
1983(昭和58)年
  • 青函トンネル貫通
  • 東京ディズニーランド開園
  • 三宅島の三宅岳大噴火
  • 大韓航空機墜落
  • 「おしん」ブーム
  • 「矢切の渡し」ヒット