新製品を開発する際に、まず最初に行うのは「規格・設計チェック会」。関係部署が集まってサンプルをとことん精査し、予測される不具合を洗い出します。必要があれば、修正サンプルを用意することもあります。そうして不具合が予測されなくなるまで、チェックを繰り返すのです。同時に、製品に使用する素材の色落ち試験や強度試験、底材の磨耗試験や屈曲試験、滑り試験、引っ張り試験、試験履きなどで、より細かく検査します。
あらゆる試験をクリアしたら、次はテスト生産。実際に工場のラインに一度流してみて、規格通りに仕上がるか、品質基準を叶えているかを確認します。そこでOKであれば、生産ラインで組み立てられ、入念にチェックしたのちに、やっと製品として出荷されます。
出荷されたら、そこで終わりではありません。さらには、月に一度、各部署の代表が集まる品質会議を開催しているのです。お客様からのご指摘内容や各生産工場で発生した不具合などを報告し、全社で情報を共有することで、再発防止に努めています。