JAGUARパンチのきいたカッコよさ!


PUNCH(パンチ)シューズは、1966年に発売された男性用カジュアルシューズのブランドです。男性向け週刊誌「平凡パンチ」(1964年創刊 現在は残念ながら休刊中)との共同企画商品で、そのアイドルマーク WINK OWL(ウィンクアウル) が靴のマークにも採用されました。WINK OWL は当時ムーンスターの顧問デザイナーでもあったグラフィックデザイナー大橋正氏のデザインです。




■主に大学生をメインターゲットとし、実用的な運動靴ではなく、おしゃれ感覚で履くスニーカーとして誕生。当時学生の外出履きは革靴が多かった中で、外国のカレッジファッションのようにコットンパンツにスニーカーを合わせる、服の色に合わせてスニーカーを選ぶことを提案し ました。

■パンチルック・フェスティバルに
パンチシューズが大活躍
昭和42年3月3日、東京・都市センターホールに若いパンチファンを集めて平凡パンチルック・フェスティバルが開催され、PUNCHシューズも展示。展示会を始め、歌や踊りやファッションショーとにぎやかなうちにも、モデルの服装にマッチしたPUNCHシューズがひときわ話題となりました。




■PUNCHシューズ変遷(1966年〜1971年)


スリッポン(廃番)
1966年発売
当時の価格850円
モカ(廃番)
1966年発売
当時の価格850円
パンチ紐付き81(廃番)
1968年発売
ジュートテープとロープ靴紐を使用
パンチチャッカー82(廃番)
1968年発売
ラフなタッチのコールテンにアンティーク調スクエア鳩目
パンチスリッポン92
(廃番)
1969年発売
フラットコールテン素材
パンチ70紐付(廃番)
1970年発売
平紐、クレープ底でラフ感を演出
パンチチャッカースリッポン(廃番)
1970年発売
ナイロンコットンスエード
パンチ12紐付(廃番)
1971年発売
ざっくりした綿、麻の混紡で素朴な男らしさ
パンチ12スリッポン(廃番)
1971年発売
深みのあるカラー、アクセントテープ
パンチ18(廃番)
1971年発売
太うねと細うねのコンビコールテン
パンチ19(廃番)
1971年発売
太うねと細うねのコンビコールテン

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発売当時の出来事
1966(昭和41)年
  • ソ連、月ロケット軟着陸に成功
  • 日本の総人口1億人突破
  • 近衛兵100万人北京に集合(文化大革命)
  • 下期から景気上昇「いざなぎ景気」
1967(昭和42)年
  • 日本、自動車保有台数 1000万台突破
  • ヨーロッパ共同体(EC)発足
  • 吉田元首相死亡(国葬)
  • ミニスカート大流行
  • 「ブルーシャトー」大ヒット
1968(昭和43)年
  • ブーツブーム
  • 成田新空港反対の学生・農民ら成田市で警察官と衝突
  • 小笠原諸島が日本に復帰
  • 川端康成、ノーベル文学賞受賞
  • 東京府中で3億円強奪事件発生
  • この年の国民総生産(GNP)51兆920億円で世界第2位に
  • 「断絶」が流行語に
  • 学園紛争が激化
1969(昭和44)年
  • 警視庁機動隊が東大安田講堂の封鎖解除
  • ニクソン大統領に就任
  • 東名高速道路全面開通
  • 日本初の原子力船「むつ」進水
  • 米国宇宙船アポロ11号が人類初の月面着陸
  • 「エコノミックアニマル」が流行語に
1970(昭和45)年
  • 日本初の人工衛星打ち上げに成功
  • 「日本万国博」大阪で開催、「人類の進歩と調和」がテーマ
  • 光化学スモッグが問題化
  • 東京銀座で歩行者天国、初の実施
  • 「知床旅情」が大ヒット
1971(昭和46)年
  • 国際石油資本が原油価格値上げを通告、イラン石油を30%値上げ
  • ニクソン大統領 8項目のドル防衛作を発表
  • 政府、円の変動相場制への移行を発表
  • 「わたしの城下町」がヒット